2013.08.31 - J1 第24節
湘南ベルマーレ × ベガルタ仙台
（ ShonanBMWスタジアム平塚,19:00 ）
勝ち点17でJ2降格圏の16位に沈む湘南は、15位の甲府から勝ち点差を「7」と水をあけられており、これ以上離されるわけにはいかない危機的な状況だ。夏場では一時的にシステムを4バックに変更するなど試行錯誤を繰り返したが、再び基本システムの3-4-2-1に戻しての戦いとなる。対戦相手の仙台は現在2連敗と好調ではなく、ここで勝利を狙いたい。
自陣を固めて得意のカウンターを狙う仙台に対し、湘南は前半から果敢にサイドから切り込んでいく。それが実ったのは32分、大竹の左CKに島村が頭で合わせて先制する。僅か5分後にウイルソンに同点弾を許してしまうものの、湘南の姿勢は揺るがない。58分、左サイドを崩しての決定機は惜しくも逃すものの、ここで得た大竹の右CKを林が後逸。すぐ近くに詰めていた島村が押し込み、この日2点目。64分には後方からのフィードを角田と林が「お見合い」したところに入り込んだウェリントンが頭でゴールに流し込み、3-1とする。終盤はウイルソンのPKによる追撃を浴び、仙台のワンサイドゲームとなったが、気迫でリードを守りきった湘南が3-2で勝利。甲府が磐田と引き分けたことにより、J1残留ラインまでの勝ち点差を「5」に詰めることに成功。奇跡の逆転残留に向け、貴重なホームでの勝利となった。
