2013.08.28 - J1 第23節
FC東京 × サガン鳥栖
( 国立霞ヶ丘競技場,19:00 )
東京は直近の3試合で勝利無し。特に2試合連続で無得点という状況に陥っており、攻撃の再構築が急務となっている。そんな中、中盤で米本が出場停止。代わりに長谷川がボランチに入り、アタッカーの位置には三田がスタメンに名を連ねる形となった。対する鳥栖は、中断期間に移籍加入した菊地・ニルソンなどの新戦力の活躍もあり、現在は2連勝中。
立ち上がりからボールを保持して試合を支配しようとしていたのは東京だったが、先制したのは鳥栖。40分、左サイドからのクロスにニアへ走り込んだ豊田が強烈なヘディングを決めて0-1とする。更に直後の41分、左サイドでボールを持った池田が単独で持ち込んで追加点。この失点の場面でのDFの対応に激怒したポポヴィッチ監督は加賀を交代させた。後半、なかなかゴール前に迫ることができない中、流れを変えたのは途中出場のルーカスと平山。ゴール前でボールの収まりどころとなり、全体の押し上げに貢献した。81分、太田のクロスに平山が頭で合わせ、リーグ戦では久しぶりのゴールを挙げると、84分には右サイドの東のパスを平山がスルーし、中央でボールを受けた渡邉が振り向きざまのミドルシュートを叩き込んで2-2の同点。国立のスタンドのボルテージは一気に最高潮へ達した。しかし、そんな熱気に冷や水をかけたのが直後の豊田の勝ち越し点。東京は前がかりになった裏を突かれる形となった。その後も巧みな時間稼ぎで勝利をもぎとった鳥栖が3連勝。東京は手痛い4戦連続勝利無しとなった。