2013.08.10 - J1 第20節
川崎フロンターレ × FC東京
（ 等々力陸上競技場,19:00 ）
春先はなかなか成績の上がらなかった川崎だが、5月を無敗で乗り切るなど、徐々に調子を上げており順位も浮上。ただし、東アジア杯による中断期間明けの2試合は連敗しており、この「多摩川クラシコ」をターニングポイントとしたい。一方、中断期間明けの2試合を1勝1分としている東京は東が累積警告に伴う出場停止につき、トップ下に長谷川が入る。
試合は、座っているだけでも汗が噴き出るような蒸し暑さの中で進められたが、両チームの運動量の多さが際立つ内容となった。まずは33分、左サイドから切れ込んだ大久保がワンツーで抜け出し、川崎が先制。東京もすかさず米本の浮き球のスルーパスに抜け出した渡邉が決めて1-1の同点とする。後半開始早々、川崎は右サイドを崩した田中のクロスを大久保が頭で合わせ、権田が弾いたところに詰めた中村が押し込んで再び勝ち越すものの、東京も56分に得た直接FKを太田が左足で豪快に蹴り込み、2-2の同点。終盤は体力が落ちたものの、両者一歩も退かない戦いぶりは等々力のスタンドを埋めた観客を満足させるには充分な内容であった。
