2013.06.08 - アミノバイタルカップ 準決勝
慶應義塾大学 × 中央大学
（ 味の素フィールド西が丘,11:30 ）
夏に大阪で開催される総理大臣杯の関東予選を兼ねて開催されている「アミノバイタルカップ」は、準々決勝を終えて勝ち残った4大学が総理大臣杯出場を確定済。慶應大は、2回戦で関東学院大学、準々決勝で青山学院大学を接戦の末にPKで下している。ここからはプライドを賭けたベスト4の戦いであり、初夏の暑さとなったピッチでどう戦うのかも重要。
前半、DFラインがなかなか安定しない中央大の隙を突き、23分に縦のスルーパスに抜け出した近藤の先制点を皮切りに慶應大が3点を先行。後半立ち上がりにも、途中出場の岩田が追加点を挙げてほぼ試合の趨勢を決める。しかし、中央大はベンチに置いていた切り札の砂川と皆川を投入して反撃。推進力のある砂川のドリブル突破からのクロスに、逆サイドから古賀・皆川が走り込む形で慶應の守備陣を切り裂いた。慶應大は武藤が圧巻の個人技でハットトリックを達成し突き放しにかかるものの、中央大も突き放されては追いすがる執念を見せ、終わってみれば「7-5」という、およそサッカーとは考えられないスコアに。攻撃においては両チームの持ち味が存分に生かされた一方、守備面には大きな不安と課題を残した。
