2013.05.26 - 関東大学サッカーリーグ1部 第9節
慶應義塾大学 × 東洋大学
（ 味の素フィールド西が丘,11:30 ）
試合の均衡は開始早々に崩れた。5分、右CKから端山のクロスがファーサイドへ流れた所に詰めていた武藤が落ち着いたトラップから冷静に決め、慶應大が早々に1-0とする。序盤から圧倒的に流れを支配する慶應大は43分に武藤がPKを獲得するものの、武藤のキックはクロスバーに弾かれて2点差とはならず。それでも51分、またしても武藤が豪快なドリブル突破で東洋大のDFラインを切り裂き、シュートをGKが弾いたところに川田が詰めて2-0。ここまでの慶應大は、ほぼ完璧に近い内容だった。
しかし、中盤の「元締め」の役割を果たしていた松下や、前線で良いプレッシャーになっていた淡野・川田がベンチへ下がると、暑さによる消耗も相俟って慶應大の守備が後退し、試合内容は次第に東洋大のペースへと傾いていく。88分、PA内で望月がたまらずファウルを犯してしまいPK。黒須のキックはポストに弾かれるが、ゴール前の混戦に川森が詰めて2-1。ATにも波状攻撃で大ピンチを迎え、ギリギリの所でタイムアップ。慶應大はどうにか逃げ切りに成功したが、課題も浮き彫りとなる結果となった。
