2013.05.12 - JFL 第11節
FC町田ゼルビア × FC琉球
（ 町田市立陸上競技場,14:00 ）
試合はキックオフ直後に動いた。ゴール前へのシンプルなロングボールの処理に戸惑った平がクリアを誤ってゴールに蹴り込んでしまい、アウェイの琉球が先制。更に4分、ショートカウンターから左サイドでフリーになった小幡が豪快にネットを揺らして0-2。開始早々に町田は2点のビハインドを背負う。21分に右サイドのFKから平が1点を返してオウンゴールの責任を取るものの、後半に入ると再び主導権は琉球。54分にセットプレイ崩れから棚橋が決めて2点差とすると、68分にはゴール前の混戦で町田守備陣がクリアしきれず我那覇にボールを奪われて失点し、これで1-4。あまりにも集中を欠いた失点で、試合は終わったかに思われた。
しかし、73分に町田が右サイドへ村上を投入した途端に試合の流れは再び動き出す。78分、左サイドからのFKに深津が詰めて1点を返すと、ここから怒涛の放り込み攻勢で町田のハーフコートゲームが展開された。86分に鈴木が更に1点を返し、3-4。更に直後、岸田やアンデルソンが絶好機を次々と迎えるものの、肝心のフィニッシュを決めきれず、無情のホイッスルがタイムアップを告げた。前半の連続失点や混乱の隙を突かれての失点など、4試合連続で無失点が続いていたとは思えないような守備の崩壊を見せた町田は、開幕戦以来の敗戦。しかし、最後まで諦めない選手たちの姿勢に、ホームのサポーターは惜しみない拍手を送っていた。
