2013.05.11 - J1 第11節
湘南ベルマーレ × FC東京
( ShonanBMWスタジアム平塚,17:00 )
リーグ戦で4試合負け無しと好調を維持している東京の相手は、今季未だに僅か1勝で17位という苦境に立たされている湘南。ホームではまだ1敗しかしておらず、注意が必要だ。水捌けの良さで知られるShonanBMWスタジアムのピッチだが、強い雨の中、足元の滑りやすいコンディション。
11分、左サイドのクロスから高山がハーフボレーを振り抜き、湘南が先制する。前半全く良い所が無かった東京だが、システムを3-4-2-1に変更して徐々に立て直し。後半に太田の右サイドからのFKがゴールに吸い込まれて同点。3分後には渡邉が左足でファーサイドを巻くような美しいシュートを決めて逆転に成功する。このまま試合を落ち着かせて逃げ切りたかった東京だが、65分に最終ラインでボールを受けた高橋が濡れたピッチに足を滑らせて転倒。ボールを攫った馬場が独走し、ループシュートを決めて2-2の同点とする。更に82分、再び東京のDFラインでのパス回しでボールを受けた長谷川のトラップが大きくなった所で永木がすかさずボールを奪い、権田との1vs1を冷静に決めて再逆転。雨の中、基本中の基本であるチェイシングを怠らなかった湘南が3-2で今季2勝目。東京はピッチコンディションを考慮せずにパス回しに腐心したのが災いし、5試合ぶりの敗戦を喫した。