2012.10.20 - JFL 第30節
SAGAWA SHIGA FC × V・ファーレン長崎
（ SGホールディングスグループ健康保険組合守山陸上競技場,13:00 ）
現在、JFLの首位を快走している長崎は、目標であるJ2昇格が少しずつ現実的な状況になっている。今節勝利すれば2位以上が確定し、少なくともJ2最下位との入替戦出場の権利を得られるという状況で、対戦相手は3位の佐川滋賀。佐川は今季限りでチームが解散するという報道があったばかりであり、期せずして注目を集める中でのキックオフとなった。
立ち上がりから猛攻を仕掛けて先制点を狙った長崎だが、佐川も中盤から厳しいマークについて球際の強さを見せ、なかなか決定機を作ることができない。すると、20分にPA内で長崎DFの足が掛かったとして佐川にPKが与えられる。清原が冷静に決めて佐川が先制すると、試合の流れは一気に佐川へと傾いていった。後半に入って仕切り直しといきたい長崎だが、逆に74分に嶋田の丁寧なスルーパスに抜け出した中村が試合を決定づける2点目を挙げて勝負あり。長崎は試合序盤を除き、ほとんど何もできないままタイムアップの笛を聞くことになった。「チーム解散」というニュースが本当に惜しまれるほどに、佐川の完璧な試合運びが光った試合だった。
