2011.08.28 - J2 第26節
カターレ富山 × FC東京
（ 富山県総合運動公園陸上競技場,18:00 ）
現在19位と低迷する富山だが、成績は緩やかながら上昇傾向。前節はアウェイでの千葉戦という難しいシチュエーションだったが、昇格候補の相手にとって手痛い0-0のドローゲームを演じた。手堅い守備を引き続き維持したいところ。東京は栃木での敗戦から立て直しを図りたい一戦。ルーカスを鈴木の後列に配し、羽生を中盤に下げた今季初の布陣で臨む。
均衡が崩れたのは34分、中盤での細かなパスワークから、大西の意表を突くスルーパスに抜け出した黒部が塩田との1vs1を冷静に流し込んで富山が先制する。東京は前半終了間際の唯一の決定機を除き、守備を固めた富山を崩すことができない。後半には新加入の坂田、永里を立て続けに投入するが、試合終盤の東京は実効性に乏しい放り込みに終始。相手方に傾いたムードを全く変えることができなかった。「1-0」。昇格候補からの大金星に、スタジアムは歓喜に酔いしれた。一方、今季初の連敗を屈辱的な形で目の当たりにした東京ファンは、ただ呆然とするしかなかった。
