2011.08.27 - J1 第24節
ベガルタ仙台 × モンテディオ山形
（ ユアテックスタジアム仙台,19:00 ）
前節を終えた段階で、J1残留ラインの15位まで勝ち点差「8」と大きく離されている17位・山形。残り試合は確実に減っており、勝ち点を積み上げなければならない。今節はアウェイ・ユアスタに乗り込んでの「みちのくダービー」。順位はもちろんのこと、東北のライバル・仙台を相手に易々と敗れ去るわけにはいかない。チケットが即完売となったビジター席は、奥羽山脈を越えてやってきた青白のサポーターが埋め尽くした。
3分、左サイドからの朴柱成のクロスにファーサイドの赤嶺が決め、仙台が先制。更に12分にはPKを獲得し、梁が決めて早々にリードを2点に広げる。ボールを保持しながら決定機を作れずにいた山形だが、30分にPKを獲得すると大久保が決めて1点差。これで試合の流れは逆転。後半、カウンターを狙う仙台に対し、大久保をポストにした攻勢に出る山形が流れを掴む。しかし、肝心な場面での繋ぎの精度に乏しく、最後まで同点弾が生まれることは無かった。2-1。果てしなく遠かった1点差。肩を落とす山形の選手たちに、サポーターの痛烈なブーイングが浴びせられていた。
