2011.07.03 - J1 第2節
横浜F・マリノス × 川崎フロンターレ
（ 日産スタジアム,18:00 ）
現在、2位・横浜Mと3位・川崎の勝ち点は同じ「24」。首位の柏を追うためには互いに負けられない状況での「神奈川ダービー」とあって、日産スタジアムに駆け付けたサポーターには緊張感が漂う。中村を負傷で欠く横浜Mは、トップ下に長谷川を配した中盤ダイヤモンドの形で臨む。
立ち上がりからハイプレスと鋭いカウンターの応酬となった両者の攻防は非常に激しいものとなった。まずは22分、川崎のCKのこぼれ球に柴崎がダイレクトで右足を振り抜くと、矢のような弾道を描いたシュートはゴールポストに当たり、飯倉に当たってゴールイン。川崎が先制する。これで勢いに乗った川崎が一気呵成に攻め立てるものの、飯倉がスーパーセーブを連発し、横浜Mも追加点を許さない。すると37分、栗原の縦のロングパス1本に大黒が抜け出し、これを決めて1-1の同点。後半、横浜Mはトップ下で決定的な仕事をできていなかった長谷川に変えて渡邉を投入。これが功を奏した。71分、中澤が高い位置でボールを奪い縦パス。これを受けた渡邉がすかさず放ったミドルシュートがゴールに突き刺さり、遂に横浜Mが2-1と逆転。その後は再び川崎が猛攻を仕掛けるものの、横浜Mが全員守備で1点のリードを守り切ることに成功。重要なダービーマッチを制した。
