2010.07.17 - J1 第13節
FC東京 × ヴィッセル神戸
( 味の素スタジアム,18:30 )
W杯による中断期間が終了し、リーグ戦が再開。「ポストW杯」の戦い方に重点を置く東京にとっては、成績が伸びなかった春先の戦いから巻き返しを図りたい。中断期間には長友がイタリア・セリエAのチェゼーナへの移籍が決定。左SBの代役には松下が入る。また、得点力補強のため、FWには横浜FCから大黒が加入。さっそくスタメンでピッチに立つ。
前半から早々に東京の攻撃が機能する。10分、DFラインを高めに設定する神戸の裏を突き、スルーパスに抜け出したリカルジーニョのシュートを榎本がセーブするも、こぼれ球を梶山が押し込んで東京が先制。18分には再びリカルジーニョが神戸の左サイドを単独で突破し、中央へのクロスを大竹が左足でダイレクトで合わせて2-0。内容でも圧倒的に支配しながら前半を終了する。後半に入っても東京は攻勢を緩めず、鈴木・石川を投入して追加点を狙うが、度々訪れるチャンスを決めきれずに試合は終盤へ。すると84分、PA内右隅からボッティが放ったシュートが東京の選手に当たってコースが変わり、絶妙なループシュートとなってゴールイン。アンラッキーな形で失点すると、ここから神戸の猛攻が始まり、東京は防戦一方となってしまう。それでもなんとかピンチを凌ぎ、試合終了と思われた後半AT5分、神戸の右CKからの競り合いで森重がPA内でファウルを犯してしまいPK。これを大久保が冷静に決めて、土壇場で2-2の同点となり試合終了。東京にとっては「ポストW杯」の出鼻を挫かれる手痛いドローとなった。