2007.12.02 - 全国地域サッカーリーグ決勝大会 決勝ラウンド 第3日
ニューウェーブ北九州 × バンディオンセ神戸
( 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場,13:15 )
先に行われた第1試合でファジアーノ岡山が勝利し、暫定でグループ首位に浮上。2位以内を確定させたため、残るJFL昇格の椅子は「1」。現在暫定で2位のバンディオンセ神戸は、勝てば優勝が決まるが、負けると一気に最下位に転落という流動的な状態である。逆に失うものが無いのは、2日目終了時点で2敗を喫して最下位のニューウェーブ北九州だ。
先手をとったのは北九州。21分、ドグラスが決めて1点を先制する。これをきっかけに北九州はリードを守りきる堅実な戦い方にスイッチ。神戸は攻め手を見出すことができないまま時間を費やされ、最後は追加点を許して敗北を喫した。これで最終日の第2戦にして北九州が一気に2位へ浮上し、JFL昇格の最後の椅子を獲得。歓喜に湧く北九州ベンチとは対照的に、一気に最下位へと転落し、再び関西リーグからの出直しを強いられることとなった神戸のイレブンは呆然とピッチに立ち尽くした。一瞬のようにして過ぎ去っていく僅か3日間のドラマ。北九州の大ベテラン・藤吉をして「日本で最も過酷な大会」といわしめるに相応しい、激動の結末を迎えた。