2006.08.20 - Jリーグ ディビジョン1 第18節
ジェフユナイテッド千葉 × FC東京
( フクダ電子アリーナ,19:00 )




 W杯の中断期間明けになってもチームの雰囲気が上向く気配の無い東京は、前節の浦和戦での0-4の大敗を受けてクラブ史上初となるシーズン途中での監督解任に踏み切った。ガーロ監督に代わり指揮官に就くのは、FC東京U-18を率いる倉又監督。トップチームのコーチとして現場に携わった経験のある新指揮官のもと、チームの立て直しを図りたい。非常に重要な意味を持つ今節は、アウェイで6位・千葉との対戦。
 試合は立ち上がりから大きく動く。5分に阿部がCKからあっさりと先制点を決めると、7分には坂本のループシュートがファーサイドネットに突き刺さり、あっという間に2-0。立ち上がりの東京の選手は明らかに動きの連動性が見られず、大きな動揺が窺えた。しかし16分、ルーカスのシュートがニアサイドを豪快に撃ち抜き1点差とすると、再び東京が息を吹き返す。シンプルに前線のルーカス・赤嶺にボールを収める、昨季までの東京のような縦に早いサッカーが戻ってきた。62分、左サイドを突破した梶山のパスを受けた赤嶺が意表を突くダイレクトシュートを決めて2-2の同点。更に75分、梶山のパスを受けて右サイドを抜け出した石川がゴールを決めて3-2と一気にひっくり返す。前がかりになりすぎた東京の裏を突き、84分に羽生がミドルシュートを決めて3-3の同点に追いつくが、東京はこれで諦めていなかった。後半ロスタイム、右サイドをドリブルで攻め上がった徳永のクロスを中央の阿部が押し込み、東京が土壇場で4-3の再勝ち越し。劇的すぎる試合を制した東京が、久々の勝利で倉又新体制の初戦を飾った。

ジェフユナイテッド千葉32前半14FC東京
1後半3
阿部 勇樹5'得点16'ルーカス
坂本 將貴7'62'赤嶺 真吾
羽生 直剛84'75'石川 直宏
89'阿部 吉朗
GK 1立石 智紀GK 1土肥 洋一
DF 6阿部 勇樹 DF 25徳永 悠平
5ストヤノフ 3ジャーン
4水本 裕貴 2茂庭 照幸
MF 2坂本 將貴 8藤山 竜仁
7佐藤 勇人 MF 18石川 直宏
16山岸 智 7浅利 悟
22羽生 直剛 23梶山 陽平
9クルプニコビッチ 20川口 信男
FW 10ハース FW 9ルーカス
18巻 誠一郎 24赤嶺 真吾
GK30岡本 昌弘GK22塩田 仁史
FP 8水野 晃樹 FP 5増嶋 竜也
11要田 勇一 11阿部 吉朗
15中島 浩司 14馬場 憂太
20工藤 浩平 16宮沢 正史
23楽山 孝志 27栗澤 僚一
24結城 耕造 33小澤 竜己
監督アマル オシム監督倉又 寿雄
阿部 勇樹5'得点
坂本 將貴7'得点
クルプニコビッチ9'警告
得点16'ルーカス
警告27'藤山 竜仁
警告34'川口 信男
ハース36'警告
佐藤 勇人39'交代
中島 浩司
警告43'石川 直宏
警告48'浅利 悟
坂本 將貴52'警告
中島 浩司54'警告
得点62'赤嶺 真吾
クルプニコビッチ63'交代
水野 晃樹
交代72'川口 信男
阿部 吉朗
ハース74'交代
楽山 孝志
得点75'石川 直宏
交代79'赤嶺 真吾
小澤 竜己
羽生 直剛84'得点
交代85'小澤 竜己
馬場 憂太
警告87'馬場 憂太
得点89'阿部 吉朗
主審 − 長田 和久観衆 − 17,261人
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