2006.08.06 - Jリーグ ディビジョン2 第32節
東京ヴェルディ1969 × 愛媛FC
( 国立霞ヶ丘競技場,19:00 )
7月のリーグ戦を4勝2分1敗の成績で終えた東京Vは現在5位。入替戦の対象となる3位・神戸まで勝ち点差を「6」に詰めており、シーズン終盤で更に追い上げを図りたい。今節は青葉が出場停止のため、流通経済大学の特別指定選手である飯田が初スタメン。対する愛媛は現在11位。Jリーグ初シーズンとしては致し方ない順位だが、現在は6試合連続で勝利無しの苦しい状況。クラブ初となる国立競技場での試合で、勝利なるか。
開始2分、根占のフィードを受けた平本がシュートを突き刺して東京Vが幸先良く1点を先制。7月の好調は健在かと思われた。しかし、この直後から試合は意外な展開を見せる。6分、金守のフィードに江後が抜け出し、ループシュートを決めて愛媛が1-1の同点。更にその直後、右サイドの崩しから赤井が決めて、愛媛があっという間に2-1と逆転に成功する。これで勢いに乗った愛媛は前半に東京Vを圧倒。20分に江後のシュートのこぼれ球を田中が押し込んで3点目。30分にもオウンゴールで加点し、なんと4-1という大差をつけて前半を終了する。東京Vは早い時間帯からの選手交代で反転攻勢に出たいところだが、3点の充分なリードを得た愛媛が自陣をしっかりと固めるゴール前の牙城を崩すことができず、そのまま試合終了。久々の勝利、それも4点という大勝でお祭り騒ぎの愛媛側のゴール裏に対し、想定外の大敗を喫した東京V側のゴール裏は罵声の嵐となっていた。