2006.07.29 - Jリーグ ディビジョン1 第16節
FC東京 × サンフレッチェ広島
（ 味の素スタジアム,18:30 ）
前節、アウェイで5-1の大勝を飾った東京は、ホームで巻き返しを図りたい一戦。ルーカスと伊野波が出場停止となっており、馬場が1トップ、川口が左SBなど、ポジションのコンバートがある。難敵の広島を相手にどのように戦うか。今節の味スタは、年に1回の「ファイヤーワークスナイト」。30,000人を超える観客を集め、注目が集まる中での試合となった。
大事な先制点は広島だった。20分、ウェズレイが獲得したFKをクイックでリスタート。集中を切らしていた東京は守備を整えることができず、佐藤にゴールを許してしまう。立ち上がりは攻勢に出ていた東京だが、先制点を許して流れを手放してしまい、前半は決定機を作れないまま終了。後半に入って東京はシステムを2トップに変更し、巻き返しを図ろうとしたが、立ち上がりの48分にまたしても佐藤に決められ、0-2。攻撃の形がほとんど作れない状況で、2点のビハインドはあまりにも重かった。結局、これといったチャンスの作れないまま試合終了。スタンドから痛烈なブーイングが選手たちに浴びせられた。ゴール裏からは「フロント考えろ！」の横断幕が掲げられ、「原東京」のチャントが起こるなど、現体制への不満が噴出。リーグは明日から2週間の中断となるが、東京にとって非常に大事な局面を迎えた。
