2006.07.19 - Jリーグ ディビジョン1 第13節
アビスパ福岡 × FC東京
( 東平尾公園博多の森球技場,19:00 )
ドイツW杯が終了し、リーグ戦が再開。東京はアウェイでJ2からの昇格組である福岡との試合である。福岡は現在16位に低迷しており、J1残留が現実的な目標。中断期間にJリーグ経験の豊富なバロンを補強し、さっそくスタメンで起用。対する東京は、中断期間に3バックのシステムを導入。昨年9月に負傷して以来、長期離脱をしていた石川が久々に復帰し、前線で馬場と2トップを組む本来と異なるポジションでの起用となった。
試合前から降り続いた雨の影響で、ピッチは水浸し。キックオフ以降になると雨の勢いは更に増し、一時はバケツをひっくり返したかのような勢いとなった。当然、ボールが思うように操れるコンディションではなく、東京はトレーニングしてきたパス回しもおぼつかず、システムが機能しない。対する福岡もバロンにロングボールを入れるシンプルなサッカーで打開しようとするが、東京の守備陣がなんとか防ぎハーフタイムを迎える。後半、前線でボールを受けるスペースを見つけられずにいた石川を下げてリチェーリを投入し、再び攻撃を活性化させようと試みる東京だが、劣悪なピッチコンディションの前では「暖簾に腕押し」であった。結局、両者共に決定機を作ることのできないまま0-0で試合終了。妥当なスコアではあったが、W杯直後のゲームとしてはあまりにも見所に乏しく残念な内容だった。