2006.05.21 - Jリーグ ヤマザキナビスコカップ Aグループ 第6節
アビスパ福岡 × FC東京
( 東平尾公園博多の森球技場,15:00 )
ナビスコカップのグループリーグ最終節。福岡と東京は共に敗退が決定しているため実質的には消化試合となるが、リーグ戦でも思うようなサッカーを展開できていないこともあり、標榜するサッカーの達成に向けて重要な位置づけの試合である。福岡はDFの川島が2トップの一角。東京は前節の浦和戦に続き、中盤がボックスの4-4-2を採用して試合に臨む。
前半は立ち上がりから当たりの激しい、両チームの気持ちは見て取れる展開。しかし、肝心の内容がついてこない。福岡は川島をターゲットにロングボールを蹴り、前線で起点を作ろうとするが、東京の集中した守備の前にボールを収めることができない。一方の東京も後方でパスを繋いで隙を伺うが、2ラインを敷いてスペースを埋める福岡の守備を崩すことができず、時間だけが淡々と過ぎていく。東京にとっては、出場停止のルーカスの不在が大きく響く内容となった。結局、両チーム共にほとんど見せ場を作れないまま、0-0で試合終了。この試合を最後に、JリーグはドイツW杯による中断期間に入る。両チームの再開初戦は、奇しくも2ヶ月後の博多の森での同カード。その間にサポーターが喜んで受け入れることのできるサッカーを構築できるのか、今の時点では両チーム共に不透明なままだ。