2006.05.17 - Jリーグ ヤマザキナビスコカップ Aグループ 第5節
FC東京 × 浦和レッズ
( 味の素スタジアム,19:00 )
ナビスコカップのグループリーグ4連敗で早々に敗退が決定した東京。残りの2試合はいわゆる「消化試合」となるが、中断期間明けに向けて希望の持てるサッカーを期待したいところ。今節の相手は、東京とは対照的に4連勝で既に決勝トーナメント進出を決めている浦和。天候は雨ながら多くの浦和サポーターも駆けつけ、良い緊張感が漂う中での試合。
この試合、東京は今野・伊野波をボランチに並べ、ルーカス・小澤を攻撃的な位置に据える中盤ボックス型の4-4-2を採用。このシステムは前半から見事に機能した。浦和の両サイドのケアが不十分だったこともあり、そこを集中的に突くことで、試合の流れを掌握することに成功。内容は前節と比べれば格段に上がっていた。結局、惜しい場面こそあったが決めきることができず、浦和のカウンターにもたびたび苦しめられたものの、終わってみれば0-0のスコアレスドロー。シュートも浦和の7本に対して2倍に近い13本を放つなどの積極性を見せた。勝ちきれなかったために満足したとは言い難いものの、課題と共に収穫があることも伝わってくる内容だった。