2006.05.06 - Jリーグ ディビジョン1 第12節
FC東京 × 大宮アルディージャ
( 味の素スタジアム,15:00 )
今節を最後に、リーグ戦はドイツW杯に伴う中断期間に入る。東京は現在リーグ戦で2連勝中であり、連勝を伸ばして好調を維持したまま終わりたいところ。一方の大宮は、第7節以降で4試合勝利無しの12位。勢いは好対照だが、東京にとって大宮は昨季の連敗脱出を目前で阻止された苦い相手であり、戦い方の変化にしっかりと対応できるかが問われる。
幸先よく先制したのは東京。6分、宮沢のFKからジャーンが倒されて得たPKをルーカスが落ち着いて決め、1-0とする。リードすれば安定した戦い方の出来ている今季の東京にとって、非常に大きなゴールだった。危なげない戦い方で前半を折り返し、後半に向かう。しかし、大宮は後半開始から2人を交代して4-2-3-1にシステムを変更。東京はこれに対応できず、徐々に自陣へ押し込められるようになる。ガーロ監督は60分までに3枚の交代カードを全て使い切り、守備を整備するものの、一度傾いた流れを食い止めることができない。そして76分、CKを冨田に押し込まれて1-1の同点。連勝を伸ばしたい東京もここから反撃して勝ち越し点を狙うが、チャンスを作ることができず。そしえ迎えた後半ロスタイム3分、自陣PAのすぐ外で与えたFKを小林(大)に直接決められ、土壇場で1-2とひっくり返されて試合終了。連勝を伸ばすどころか、非常に嫌な形での敗戦で中断期間を迎えることになった。お祭り騒ぎの大宮ゴール裏と対照的に、東京ゴール裏には呆然とした空気と、煮え切らない内容で敗れたことへの不満が燻っていた。