2006.05.03 - Jリーグ ディビジョン1 第11節
ヴァンフォーレ甲府 × FC東京
( 山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場,14:00 )
今季よりJ2からJ1への昇格を果たした甲府。シーズン前は苦しい戦いが予想されたものの、ここまでのリーグ戦で3勝を挙げて13位につけるまずまずの戦いを見せている。アウェイ戦として乗り込む東京にとっては危険な相手だ。小瀬のチケットはゴールデンウィークということもあり完売。気温は22℃ながら、初夏を思わせる強い陽光の下での試合となった。
共にパスを主体としたアグレッシブな戦い方を志向するチーム同士の試合ということもあり、立ち上がりから一進一退の攻防が繰り広げられる展開の前半は、29分に動く。甲府がカウンターを仕掛け、石原の左サイドからのクロスを宇留野が決めて1-0と先制。東京はボールこそ支配したものの「持たされた」印象の強いまま後半へ折り返す。すると、ハーフタイムに「前半の内容に怒りを覚えろ」と監督から発破をかけられた選手たちが奮起。62分に途中出場のリチェーリのグラウンダーのクロスをファーサイドの川口が押し込んで1-1の同点とすると、一気に東京に勢いが傾いた。75分、鈴木の左CKをルーカスが頭で合わせ、2-1と逆転。受け身に立った終盤は伊野波の投入で試合を落ち着かせ、89分にはカウンターからルーカスがミドルシュートを沈めて食い下がる甲府にとどめを差した。3-1で勝利した東京は、今季初のアウェイでの勝利。それと同時に、今季初の2連勝を飾った。