2006.04.29 - Jリーグ ディビジョン1 第10節
FC東京 × 名古屋グランパスエイト
( 味の素スタジアム,19:00 )
リーグ戦とナビスコ杯を合わせ、公式戦で4連敗中の東京。4-3-1-2のシステムがなかなか機能せずに苦しむ中、今節はボランチの中央に今野、両サイドに梶山・宮沢を配して臨む。対する名古屋も現在5試合連続で勝利無しと苦戦が続いており、リーグ戦は14位に低迷。今節はフェルフォーセン監督がベンチ入り停止のため、ドワイトコーチが指揮を執る。
先に試合を動かしたのは東京だった。14分、赤嶺が右サイドに展開してから川口の上げたクロスをルーカスがヘディングで合わせて1点先制。更に17分、今度は左サイドの鈴木のクロスをルーカスがまたしてもヘディングで決めて2点差とする。試合の序盤は東京が両サイドを完全に制圧し、名古屋に一気に揺さぶりをかけることに成功した。いきなり2点を追いかけることになった名古屋は、途中からシステムを3バックに変更して対応。サイドでのマークが明確化されたことで、徐々に東京が勢いを失い、名古屋が勢いを取り戻す。しかし土肥の好セーブを中心に東京が集中した守備を披露し、名古屋に追撃の1点を与えない。88分に吉村のPA外からの豪快なミドルシュートがゴールに突き刺さり、1点差とされたことで終盤はやや慌ただしかったものの、結果が揺らぐことはなかった。2-1で勝利した東京が連敗脱出に成功。一方の名古屋は、これで6試合連続勝利無しとなった。