2006.04.29 - Jリーグ ディビジョン2 第12節
東京ヴェルディ1969 × コンサドーレ札幌
( 国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場,13:00 )
J2の4位・東京Vと、5位・札幌の上位直接対決。東京Vはここまでリーグトップタイの得点「17」を誇りながら、失点も最下位の草津に次いで多い「17」と出入りの大きい数字。堅守を持ち味とする札幌をどう崩すかがポイントだ。西が丘サッカー場のチケットは完売。時折小雨がちらつく中、両ゴール裏を埋めたサポーターの熱気が雰囲気を盛り上げていた。
8分、大野のFKから生まれたゴール前の混戦を青葉が押し込んで東京Vが先制。前半の流れの中では札幌がややペースを掴んでいたが、中央に陣取る根占・金澤のボランチのコントロールが非常に良く効いていた。後半に入っても札幌がボールを支配して攻めたてるものの、66分に萩村のロングボールに抜け出した齋藤が決め、2-0。セットプレイで先制し、カウンターで加点するという非常に効率の良いサッカーを繰り広げた東京Vがこのまま逃げ切り、無失点で試合を終えることに成功した。札幌はパスを繋いで東京Vのゴールに迫ろうとしたものの、東京Vの守備の網にかけられて得点を奪うことができず、無得点で敗戦。それでも札幌サポーターは大きな声援を送り、第1クールを終えて連戦に向かう選手たちを鼓舞していた。