2006.04.05 - Jリーグ ディビジョン2 第7節
柏レイソル × 愛媛FC
( 日立柏サッカー場,19:00 )
JFLから昇格してJ2初年度ながら、6試合を終えて3勝3敗とイーブンの成績を収めている愛媛FC。既存の戦力に加え、J1クラブからレンタルで補強した選手たちが見事に機能し、チームを支えている。そんな愛媛が今節乗り込むのは、首位・柏のホーム日立台。平日の夜、しかも小雨が降る中での試合となったが、柏サポーターの熱気は「平常運転」だ。
高い位置からプレスをかけて相手のミスを誘う柏と、自陣のブロックをしっかり固める愛媛の好対照なスタイルが激突した試合は、前半からにらみ合いが続き膠着。愛媛は八柄が負傷して関根との交代を余儀なくされる場面こそあったものの、コンパクトなブロックを築いて綻びを見せないままスコアレスで後半へ折り返す。なんとか攻撃に転じたい愛媛だが、2トップにボールを収められず、終始柏が押す展開。徐々に柏が愛媛ゴールに近づいていき、遂に愛媛の築く堤防が決壊したのは80分。谷澤が単独でドリブル突破を図り右サイドを崩すと、GKとDFラインの間に上がったクロスをディエゴが頭で押し込んで1-0。愛媛にほとんど攻撃の糸口を掴ませていなかった柏にとって、この1点は十分すぎるリードだった。1-0で柏が勝利し、首位をキープ。愛媛は善戦したものの、個人技の差で及ばなかった。