2006.04.02 - Jリーグ ディビジョン1 第6節
川崎フロンターレ × ジェフユナイテッド千葉
( 等々力陸上競技場,15:00 )
リーグ戦5試合を終え、川崎は3勝1分1敗と上々の滑り出しの一方、千葉は1勝2分2敗と苦しい試合続き。川崎は開幕2戦で13得点という攻撃力が影を潜めたかに思われたが、前節の磐田戦は2-1で勝利。一方の千葉は5試合全てで失点しており、守備の立て直しが課題。また、前節の鹿島戦でハースが負傷したため、今節は巻の1トップで試合に臨む。
試合はキックオフから僅か1分で川崎が先制。自陣でのパス勝ったからマルクスのパスを受けたジュニーニョがドリブル突破から決めて、早々に1-0とする。早々に課題の守備の薄さを露呈してしまった千葉も、得意のパスを繋ぐ攻撃でカバー。18分、山岸のパスを受けた巻が押し込み同点。その後も一進一退の攻防を繰り返しながら、後半へ折り返す。後半に入ると川崎が再びスイッチを入れ直して攻勢を強める。ラストパスの精度を欠き、なかなか決定的な場面を作れない時間が続いたが、81分にCKをファーサイドの寺田が折り返し、谷口が頭で合わせたところをジュニーニョが押し込んで2-1と勝ち越しに成功。しかし、追い詰められた千葉も要田を投入してしぶとく食い下がる。後半ロスタイム、要田のパスを起点に山岸がつなぎ、最後はゴール前に詰めていた阿部が決めて再び同点に追いつくことに成功。千葉が執念のドローに持ち込み、勝ち点1を得ることに成功した。激しい攻撃の応酬に、試合後には両サポーターから大きな拍手が起きた。