2006.03.21 - Jリーグ ディビジョン1 第4節
川崎フロンターレ × FC東京
( 等々力陸上競技場,16:00 )
開幕戦で6-0、第2節で7-2という圧倒的な得点力で連勝を飾った川崎だが、前節はアウェイで甲府に0-1と敗戦。得意の攻撃力は鳴りを潜めてしまった。しかも甲府戦でマルコンが退場となり、今節は出場停止。右WBに井川、左WBに森という選手起用となった。対する東京も、宮沢と馬場が今季初スタメン。リチェーリがルーカスと2トップを組む形に。
立ち上がりから球際が激しくファウルの多い展開となり、開始15分間で両チームにカードが2枚ずつ提示されるやや荒れた内容。徐々に試合は落ち着きを見せたが、川崎がセットプレイで試合を動かす。39分、マルクスのFKを谷口が頭で合わせて川崎が先制する。東京は43分にリチェーリが負傷してしまい、川口と交代を余儀なくされるものの、58分から栗澤をトップ下に投入して流れを引き戻すことに成功。そして64分に宮沢のFKをジャーンが頭で合わせて1-1の同点。更に74分、栗澤のスルーパスに抜け出した川口がGKを冷静にかわして流し込み、2-1と逆転に成功した。しかし川崎も黙ってはいない。68分に米山の投入でシステムを4-4-2に変更し、サイドでの数的不利を解消して東京の守備を攻め立て続ける。東京は84分に増嶋を投入して最後の守備固めを図るが、この直後に中村がジュニーニョとのパス交換から抜け出し、しっかりとフィニッシュを決めて2-2の同点。シーソーゲームはドロー決着となった。川崎・東京のどちらにとっても勝ち切るチャンスのある試合だっただけに、収穫以上に悔いも残る結果だった。