2006.03.05 - Jリーグ ディビジョン1 第1節
FC東京 × 大分トリニータ
( 味の素スタジアム,13:30 )
2006年のJリーグシーズンが開幕。東京は今季からクラブ初の外国人指揮官となるガーロ監督を招聘。昨季までカウンタースタイルから、ポゼッションを重視したサッカーへの転換を図る。システムもルーカスをトップ下に据えた4-3-1-2に変更。阪南大学を中退して加入した伊野波と、練習生から契約を勝ち取った新外国人のリチェーリがさっそくスタメンを飾った。対する大分は、シャムスカ監督が就任してから2シーズン目を迎える。
均衡を破ったのは東京だった。14分、今野のフィードを受けたリチェーリの左サイドからのクロスを、ササが右足のアウトサイドに引っ掛けた技ありのシュートを流し込んで1-0と先制。この勢いに乗じて、東京は更に畳みかける。27分、今野のスルーパスに瞬間的なスピードアップで抜け出したリチェーリが、GKの股間を抜くシュートを決めて2-0とリードを広げる。後半に入ると大分もゴールを狙って攻めに出てくるが、移籍した加地に代わって右SBのレギュラーとなった徳永、ジャーンの負傷離脱の影響でスタメンとなった増嶋、アンカーの位置に入った伊野波をはじめとする若手メンバーがそれぞれ守備に奮闘し、危なげなく90分間シャットアウト。後半は攻撃がなかなか噛み合わずに追加点こそ奪えなかったものの、個の力で奪った2得点で東京が快勝。今後の内容に期待の持てる好スタートを切った。