2015.06.27 - 日本フットボールリーグ 2ndステージ 第2節
横河武蔵野FC × ソニー仙台FC
( 武蔵野市立武蔵野陸上競技場,14:00 )
JFLは6月第1週で早々に1stステージを終え、2ndステージが開幕。今節で第2節を迎える。1stステージで12位と苦戦を強いられた武蔵野は、少しでも順位を押し上げていきたいところ。前節の2ndステージ開幕節では勝利しており、このまま連勝といきたい。対戦相手は、1stステージ優勝の八戸と勝ち点で並びながら、得失点差で2位に泣いたソニー仙台。
先手を取ったのはソニー。16分、荻原の左CKをゴール正面に詰めてきた瀬田がダイレクトで合わせて1点を先制する。序盤から1点を追う展開となってしまった武蔵野は、パスを繋いで中央をこじ開けようとするが、ソニーの中央の守備は堅く、ボールを奪ってからサイドを使ったカウンターで攻め立てられる形となり、思うようにゴール前へボールを運べない。ほとんどチャンスを作れないままハーフタイムを迎えた武蔵野だが、後半のキックオフ直後にチャンスが訪れる。ソニーの後方でのパス回しを本田がインターセプトすると、すかさず裏に走り込んだ永露にパス。永露のシュートは惜しくもポストに弾かれるが、そのこぼれ球を繋いで最後はゴール前の混戦を金守が押し込み、1-1の同点。武蔵野には願ってもない形で流れがやってくる。更に53分、再び武蔵野のカウンターから中盤でファウルを犯した松藤が乱暴行為で一発退場。ソニーは一転して数的不利な立場に置かれ、武蔵野に傾いた流れは更に加速するかと思われた。しかし64分、武蔵野の攻撃を自陣で金子(貴)がカットし、カウンターで左サイドに張っていた有間に繋ぐ。すると有間がドリブルで加速して武蔵野陣内に切れ込み、守備陣をかわして鋭いシュートを決め、起死回生の勝ち越し弾を挙げる。カウンター一発でゴールを破られた武蔵野も、左サイドの石原のドリブル突破などで揺さぶりをかけていくものの、相対した小泉の見事な守備などでサイドに蓋をして決定的な仕事をなんとか阻止し、試合終了まで持ちこたえることに成功。際どい1点差ゲームを制したソニーが2ndステージの開幕2連勝を挙げた。