2015.03.04 - AFCチャンピオンズリーグ グループG 第2節
浦和レッズ × ブリスベンロアー
( 埼玉スタジアム2002,19:30 )
2年ぶりのACL出場となる浦和は、1週間前に行われた第1節で韓国の水原三星に1-2と逆転負け。試合終盤で勝ち越しを許す苦い滑り出しとなってしまった。ホームで迎える第2節の相手は、オーストラリアのブリスベンロアー。第1節はホームで北京国安に0-1で敗れており、共に負けられない試合である。リーグ戦開幕前の平日ナイトゲームということもあり、埼玉スタジアムを訪れた観客は13,527人と寂しい入りとなった。
開始早々に均衡が崩れる。ブリスベンが立ち上がりから浦和に対してハイプレスを敢行すると、3分に浦和ゴール前でのボールの奪い合いを制したブロイヒが右サイドのボレロにラストパス。やや狭い角度ながら思い切り良く放たれたボレロのシュートは、ニアサイドを突き刺す先制点となった。早々にリードを許した浦和も、興梠・ズラタンの2トップに縦パスを入れて攻略を試みるものの、ブリスベンの連動したプレスを前に中盤がなかなか落ち着かず、浦和の攻撃は手詰まりになってしまう。重苦しい雰囲気のまま迎えた後半、浦和は前半に全く目立たなかったズラタン・加賀に代えて石原・梅崎を投入。従来の3-4-2-1にシステムを戻したことが功を奏し、後半立ち上がりの数分間でビッグチャンスが立て続けに到来。同点ゴールは時間の問題かと思われた。しかし51分、自陣でミスを犯しボールを奪われた那須が相手選手を後ろから倒してしまい、得点機会阻止で一発退場。これで浦和の反撃ムードに水を差す形となってしまった。数的優位に立ったブリスベンは、90分間絶えることなくプレスをかけ続け、ボールを奪ってからのカウンターで対抗。終盤の浦和は興梠のポストプレイで起点を作り、途中出場のフレッシュな選手を中心にゴールは近づいていたものの、最後までゴールを奪うことはできず試合終了。浦和は非常に手痛い開幕2連敗。元気の無いチームに対し、サポーターから厳しい声が浴びせられた。