2014.08.20 - 天皇杯 全日本サッカー選手権大会 3回戦
FC東京 × 松本山雅FC
( 味の素スタジアム,19:00 )
リーグ戦の合間の平日開催となった天皇杯3回戦。東京はJ2で2位と好調の松本を味スタに迎えての一戦となった。週末に浦和との大一番を控えている東京だが、スタメンは武藤がメンバー外となった他はレギュラーを揃えて試合に臨む。松本も中盤から後ろの一部メンバーを入れ替えたが、サビア・船山・岩上の不動の3トップをスタメンで送り出してきた。
試合は立ち上がりから東京が攻勢を見せるものの、松本も出足の良い守備と迫力のある速攻で対抗。サイドの攻防でも東京を押し込む時間帯があり、クロスからフィニッシュまであと少しという場面を何度か作り出す。このまま0-0で前半を終われば、松本にもチャンスが見えてくるかという空気も漂っていた。しかし41分、東京はカウンターから右サイドを押し込むと、折り返しを中央で受けた米本のシュートのこぼれ球がクロスバーに当たり、跳ね返りをエドゥーが繋いで最後は河野がフィニッシュ。やや押し込まれ気味だった東京が先制し、後半へ折り返す。更に54分、エドゥーと交代で投入された平山が、左サイドを突破した太田の速いクロスをニアに飛び込んで2-0。集中力の必要な時間帯で東京が確実にゴールを重ねた。終盤になると、出足の良かった松本のリズムも徐々にトーンダウン。東京は追加点こそ挙げられないものの、松本より余力を残しながらボールを丁寧にキープし、相手に反撃の隙をほとんど与えなかった。森重が足を痛め、万全を期して途中交代となったが、試合の流れが変わるほどのダメージは受けず、2-0のまま試合終了。盤石の内容で勝利した東京がベスト16に駒を進めた。