2014.07.30 - Jリーグ ディビジョン2 第24節
東京ヴェルディ × 京都サンガF.C.
( 味の素フィールド西が丘,19:00 )
現在20位に沈む東京Vだが、ここ2試合はアウェイでの磐田・松本との2連戦を1勝1分で乗り切り、まるでチームが生まれ変わったかのような好調を維持している。今節の相手は7位・京都。バドゥ監督を第20節の終了後に解任し、川勝新監督を据えてJ1昇格争いに再び加わりたいところだが、監督交代後のリーグ戦は1勝1分1敗と「再加速」には至っていない。
東京Vは前半から杉本・常盤の2トップをDFラインの裏に走らせ、シンプルに縦パスを通すサッカーを徹底。京都のDFラインは2トップをケアせざるを得ない展開が続く。すると36分、左サイドからドリブルで中央に侵入した南がDFライン裏に侵入した田村に絶妙なスルーパスを通し、田村が落ち着いてGKとの1vs1を決めて東京Vが先制。京都はケアが緩みがちだったサイドからの攻めで失点してしまう。攻撃の中心である中山にボールを収められない京都も後半からDFラインの裏を狙うシンプルなスタイルを取り入れるが、中盤でボールを支配する東京Vを前にセカンドボールを拾えない時間が続き、劣勢を立て直すことができない。選手交代で前線を強化した終盤は、途中から投入したドウグラス・田村を前線に張り付かせてゴールに近いエリアで勝負したい京都だが、東京Vの集中した守備を前に決定的な場面を作ることのできないまま、1-0で試合終了。勝利した東京Vは順位の変動こそなかったものの、3試合負け無しで21位の富山を大きく突き放すことに成功。一方の京都は、内容の芳しくない敗戦で9位に後退した。