2014.07.27 - Jリーグ ディビジョン1 第17節
FC東京 × ベガルタ仙台
( 味の素スタジアム,18:30 )
中3日で続く3連戦の最後となる一戦。前節、アウェイで新潟に1-0で勝利した東京は、更に勝利を重ねて順位を押し上げたいところ。対戦相手の仙台は、リーグ戦に限れば中断期間前から7試合連続負け無し。簡単な相手ではない。東京はエドゥーが警告累積で出場停止。代わりに平山がFWで出場する他、三田に代えて羽生が今季リーグ戦で初スタメン。
試合を先に動かしたのは東京。18分、ボールを奪ってから左サイドに素早く展開すると、太田のアーリークロスに飛び込んだ平山が豪快なヘディングを突き刺し、1-0と先制。2人の長所が生かされた完璧なゴールにより試合の流れは一気に東京に傾いていく。中央でボールを奪ってからサイドに開く攻撃が面白いように決まり、仙台は前半からピッチ上を激しく上下動することを余儀なくされる苦しい展開。そして33分、中盤でボールを奪った河野が武藤とのパス交換でゴール正面に持ち出すと、平山とのワンツーで抜け出してフィニッシュ。菅井の足に当たって浮き上がったボールが関の手を掠めるようにして決まり、東京が2-0とリードを広げる。更に43分、右CKの競り合いのこぼれ球を拾った高橋が見事にコントロールしたシュートを突き刺し、前半だけで3点の大量リードを得た。後半は反撃に出た仙台のペースに合わせて守備に比重を置くこととなったが、前線でボールの収めどころとなった平山や、攻守に渡り多く顔を出した羽生など、久々のスタメンとなった選手たちが要所できっちり仕事をこなし、3-0のまま試合終了。消耗の激しい3連戦を2勝1分の負け無しで乗り切り、順位も7位に浮上した。