2014.07.12 - 天皇杯 全日本サッカー選手権大会 2回戦
FC東京 × ブラウブリッツ秋田
( 味の素スタジアム,18:00 )
例年より早い7月上旬の開幕となった天皇杯は、この2回戦からJリーグ勢が登場。東京は味スタにJ3・秋田を迎えての初戦となる。秋田は1回戦で関東1部・さいたまSCに7-1と大勝し、勢いを持って乗り込むだけに、東京も気を引き締めて入りたいところ。スタメンにはブラジルW杯から戻ってきた日本代表の権田・森重も入り、ベストメンバーで試合に臨む。
秋田は4人のDFラインの前に新里をアンカー気味に据える4-1-3-2のシステムを敷き、パスを繋ぐスタイルで挑むが、流れを掴んだのは東京。11分に右サイドを攻略した武藤の中央へのパスを受け、PA内を左に持ち出した三田が鋭いシュートを決めて先制すると、22分には高橋のミドルシュートがゴールポストに当たって跳ね返った所を河野、26分には太田のFKがゴールポストに弾かれた流れから森重が押し込み次々と加点。その直後にも森重が得たPKをエドゥーが決めて4-0とし、前半で早々に試合を決める。東京は後半になっても手を緩めない。疲労で徐々にパスの精度が落ちていく秋田を後目に、ボールを奪ってからの速攻で次々にチャンスを作り出すと、48分の太田の直接FKを皮切りに、58分にはエドゥー、62分には途中出場の平山が個人技の高さを見せつけて加点。84分には同じく途中出場の渡邉も軽快なドリブルからゴールに流し込み、公式戦では昨年11月の天皇杯・大宮戦以来となる得点を記録。結局、8-0という大差で東京が秋田を下し、順当に3回戦進出を決めた。秋田は最後まで熊林を中心としたパスを繋ぐスタイルを貫いたものの、J1との実力差を見せつけられる形となった。