2014.06.01 - Jリーグ ヤマザキナビスコカップ Aグループ 第7節
FC東京 × サガン鳥栖
( 味の素スタジアム,15:00 )
ナビスコカップのグループリーグ最終節。決勝トーナメント進出を賭けた熾烈な争いは続いており、4位・東京と5位・鳥栖にもグループリーグ突破のチャンスが残っている。2位・清水と3位・神戸が共に勝ち点を落とすことが最低条件という非常に苦しい状況だが、可能性がある以上は勝利を期待したい。両チーム共に、現状のベストメンバーで試合に臨む。
試合の流れを掴んだのは鳥栖。前節から中3日での試合という状況にも関わらず、豊富な運動量でピッチを制圧する。東京も塩田の好セーブでどうにか凌ぎ、カウンターで好機を窺うが、それでも鳥栖の勢いを止めることができない。44分、左サイドから切り込んだ早坂のパスを藤田が受け、ゴール至近でシュート。塩田が2度のビッグセーブで防ぐが、こぼれ球を更に安田に押し込まれ、前半終了間際に鳥栖が先制。後半に入り、武藤を投入して前線を掻き回しにかかる東京だが、矢先の57分に藤田のクロスを中央の池田にフリーで決められ、0-2。もう後が無い東京だが、その後も運動量が上がる気配は無く、何度か訪れた好機も精度の低いシュートや消極的なパスで潰してしまった。結局、2点のリードを守り切った鳥栖が勝利。他会場で神戸が勝利したため、グループリーグ突破は適わなかったものの、遥々駆けつけたサポーターは大喝采で選手たちを出迎えていた。一方、鳥栖より有利な中7日の状況にも関わらずフィジカル面を中心に完全な力負けを喫した東京の選手たちには、痛烈なブーイングが浴びせられた。