2009.12.29 - 天皇杯 全日本サッカー選手権大会 準決勝
ガンバ大阪 × ベガルタ仙台
（ 国立霞ヶ丘競技場,15:00 ）
準々決勝で鹿島を下し、勝ち上がってきた前回大会王者のG大阪。連覇が現実味を帯びてきたが、ここにきて藤ヶ谷・松代と2人のGKが離脱。プロ初出場の木村がゴールマウスを守る。対するはJ1勢の大宮・東京・川崎を次々に撃破し、準決勝まで駒を進めた仙台。空前の快進撃を更に後押しするべく、国立には10,000人ほどの大サポーターが駆け付けた。
開始3分、林のパンチングミスを見逃さなかったルーカスがオーバーヘッドを押し込み、G大阪が先制。守備においては橋本に梁を徹底的にマークさせて仙台の攻撃の起点を封じる。初出場の木村も、安定したセービングを披露した。仙台は関口の突破から中原のゴールで追いついたが、素早いパスで崩しを図るG大阪の攻撃に耐えきれず、ルーカスに決勝点を献上してしまった。残りの時間、盤石の逃げ切りを見せたG大阪が2年連続で元日の決勝に進出。仙台は果敢な戦いぶりも空しく敗れたが、長いシーズンを終えた選手たちに、ゴール裏からは惜しみない拍手が贈られていた。
