2006.07.12 - Jリーグ ディビジョン2 第27節
横浜FC × サガン鳥栖
( 横浜市三ツ沢公園球技場,19:00 )
現在、J2の2位につける横浜FCだが、第23節の札幌戦から4試合連続で勝ち無しとチームの状態は下降線。その最たる原因はやはり「得点力不足」である。苦境打破に向け、三ツ沢に迎える相手は7位・鳥栖。横浜とは対照的に好調を維持しており、第19節から7試合負け無し。中3日での試合となる今節は、宮原・廣瀬の2人が初スタメンとなった。
前半からゴールへの隙を伺う横浜だが、鳥栖の集中した守備を前にこれといったチャンスを作ることができず、0-0で終了。守備に関しては問題無かったが、スタンドはブーイング・溜め息・罵声が飛び交う不穏な空気となった。しかし後半の頭から城に代わりアレモンが2トップの一角に入ると、ボールの収めどころとなって攻撃を牽引。徐々に横浜が鳥栖のゴールに迫っていく。そして迎えた81分、この直前に三浦に代わって出場した滝澤が左サイドをアウグストとのパス交換で崩し、そのまま持ち込んで得意の左足でフィニッシュ。これが決まり、試合終盤で横浜が1点を先制。シーズン途中加入の滝澤が挙げた虎の子の1点を守り切った横浜が好調の鳥栖を下し、5試合ぶりの勝利。首位・柏の追走に向け、貴重な勝利を飾った。