2006.06.17 - Jリーグ ディビジョン2 第22節
湘南ベルマーレ × 横浜FC
( 平塚競技場,14:00 )
今季、平塚では最初の神奈川ダービー。競技場周辺には多くの屋台が出店し、観客も立見席を除いた座席がほぼ埋まる8,000人以上が詰めかけるなど、閑散としたいつもの平塚とは全く違う雰囲気に包まれていた。現在J2リーグ戦で10位の湘南は、泥沼の6連敗中。大観衆の盛り上がりを味方につけ、好調の2位・横浜FCから何とか勝ち点を奪いたい。
観客の注目と裏腹にスローペースの立ち上がりとなった試合の空気を変えたのは、15分に三浦が放ったミドルシュート。これは湘南ゴールのクロスバーを直撃し、ゴールとはならなかったものの、緊迫感を取り戻すには十分なものであった。その後は中盤での激しいボールの奪い合い。そしてこれを制したのは守備を持ち前にした横浜のサッカーだった。前半は0-0のまま折り返すものの、52分に三浦のクロスから城が決めて横浜が先制。83分には内田が華麗なステップからミドルシュートを決め、食い下がる湘南の息の根を止めた。2-0で横浜が勝利。柏が敗れたため、横浜は遂に勝ち点で首位に並んだ。一方、湘南は泥沼の7連敗。ダービーということもあり、両チームのサポーターの反応は通常の試合以上に好対照であった。