2006.04.26 - Jリーグ ヤマザキナビスコカップ Aグループ 第3節
FC東京 × 横浜F・マリノス
( 味の素スタジアム,19:00 )
現在、東京はナビスコカップのAグループで2連敗。一方、相手の横浜Mは2連勝。この試合で敗れると勝ち点差は「9」に広がり、実質上Aグループ突破の可能性が限りなくゼロに近くなってしまう。なんとしても勝利が欲しい状況下ではあるが、先週末のリーグ戦で徳永が負傷したため、伊野波が右SBに入る緊急事態。また、赤嶺が初スタメンとなった。
立ち上がりから積極的なプレスとサイド攻撃を繰り返し、ゴールへの意欲を見せる東京だが、その虚を突く形で先制したのは横浜M。21分、テンポの早いパスワークで左サイドを綺麗に崩すと、最後はクロスを逆サイドの田中に決められてしまう。ゲームをコントロールしながら先制を許した東京も後半立ち上がりに反撃。前半からたびたび良い精度のキックを見せていた伊野波のクロスを、梶山がヘディングで決めて1-1の同点とする。その後は再び勢いを盛り返し、逆転に向けて空気も盛り上がってきたが、追加点はまたしても横浜M。64分、DFラインからボールを持って攻撃参加した松田を誰も止めに行くことができず、最後は芸術的なループシュートを決められて1-2とされる。終盤の東京はササを投入して攻勢を続け、後半ロスタイムにはそのササが決定的なシュートを放つ場面もあったものの、GKの正面を突くなどの不運もあり、同点にすることは適わなかった。ここ数試合の連敗と比べれば悪い内容ではなかったが、結果として敗れた東京。ナビスコカップのグループリーグ突破の可能性は風前の灯となってしまった。